水神の森を守る会

今日の活動は雨で中止しました。今、森内の木々は大気中の二酸化炭素をどんどん吸収して生長を続けながら炭素を固定し次から次と花を咲かせ実をつけて行く様子を観察することが出来ます。
①夏の花の植えつけ
先週の日曜日花の会の皆さんは、花植えを終え毎日交代で養生を続けています。


②水神社の夏祭りの祇園祭が近いので常緑広葉樹の落葉の処理を雨の止み間に行いました。

③水路プール水張
子宝さんたちの水遊び場をプール開きに合わせてました。



お知らせ：－
①ニッポンミツバチ
キンリョウヘンの花も咲き、蜂も集まってきたので箱に入ってくれるのではと期待したのに今年も捕獲できなかった。
この蜂球の中に女王蜂がいたのだろうか。キンリョウヘンの株分けをして来年に備えることにします。

②魚が遡上してくれません。
毎年５月頃には小魚が遡上し子供たちの魚取りの姿が見られたのに、今年は６月になっても小魚の姿が見られません。平成３年に平成橋架け替えられた頃は、小魚が多く見られ魚釣りもできました。しかし、この頃の川は、汚染がひどく川土手には「よい子は川で遊ばない」の看板が建っていました。「水清ければ魚棲まず」下水道の整備も進み川がきれいになったのに棲んでいるのはミシシッピー・アカミミカメだけが目立ち川の中は淋しい限りです。小魚が遡上しないのは、河川改修が原因なのか、棲息数調査をしていないので正しいことは分かりませんが淡水魚の棲息環境が変化して全体量が減少したためか気がかりです。
③河川改修と維持作業について思うこと。
東神田川の豪雨による氾濫の記録はカテゴリー「三方原台地と東神田川」を見てもらうと分かりますが被害が出るたびごとに補修改修が繰り返され現在に至っています。
この頃の改修は、利水と被害を防ぐもので農業用水と水車を回すため堰を設けられていました。
三方原用水が整備され、動力源が石油や電力に替わった現在は、利水と言う考えは必要がなく、三方原台地や周辺の住宅地に降った雨水をできるだけ早く下流させ水害を防ぐ改修工事が下流から上流域に向かって進行中です。その作業は淀みや曲がりを少なくし直線的な流れのため水流が早くなりがちで一般的に水生生物は棲息しにくくなっているようです。

上流域の段子川です。これでは水生生物は棲息できないでしょう。

権現谷川は途中段子川に合流して佐鳴湖に流れ込んでいますが小魚が多く見られます。

そこで国土交通省の「川に学ぶ小委員会報告について」「川と人とのかかわり」はどんなことを述べているのでしょうか。
浜松市土地改良区が管理する排水路に繋がる「起点」から住宅地近くや田畑近くを流れる小川はどのような管理が望ましいかを考えながら川土手の草刈りをしています。


改修が終わった東神田川の中流域

改修中の東神田川の中流域
昔の唱歌「春の小川」の歌詞は「川と人とのかかわり」をよく表しているのではと思います。子供たちが川の中で小魚や草花と遊ぶことが出来るような川とは、環境アセスとまでは言わないまでも、一度失われた自然が回復するまでには相当の年月を要することを配慮した改修を願いたいものです。

上の写真は、川床の土砂が取り除かれた東神田川の上流域
また、　改修補修とは別に維持作業として毎年一回、川の草刈りと共に堆積した土砂などの除去作業が行われるたびに水生動植物が除去され、今回は平家ホタル、スッポンカメが姿を消しミシシッピー・アカミミカメが残ったようです。

このスッポンカメや牛カエルは何処へ行ったのだろうか。

④ 水神の会員たちの市民農園は収穫真っ盛り

虫との共生栽培を続けている野菜畑は収穫の真最中。タマネギ、ジャガイモ、キュウカンマ、カボチャ、インゲン豆、ナス等など。モンシロチョウがヒラヒラ舞う中の畑仕事は楽しいとのこと。その青虫が好んで食べたキャベツは人間が食べても美味しいですよ。ニンニクはサビ病になって収穫ゼロでした。